葬式から仏壇で信仰のある暮らし

先日我が家では仏壇を買換えました。
と言うのも身内の葬式があったからです。
元あったものは、1間用の伝統的な金仏壇で、巾が約180cm程度もある大型です。
金箔貼りで大変豪華な装飾が施され、お値段も当時300万近くはしたという事でした。
自宅をリフォームする前は、和室も多かったので、畳やふすまや障子の家にとても融合していましたが、家を洋風にリフォームしてからは、部屋の雰囲気や空間からは浮いた感じでした。
日本では、古くから各家庭に仏壇があって、お盆やお彼岸などに家族そろって手を合わせ、ご先祖様に感謝の思いを伝える、というとても良い習慣があると思います。
なので仏壇は、ただ位牌や本尊を置いておくだけの場所ではなく、家族みんなの心の拠り所です。
昨今ではこのような古き良きしきたりがなおざりにされつつあるようですが、本来日本人は、このように仏壇中心の生活で家族の絆も深まったのです。
しかし、亡くなった方への気持ちは変わらずとも、ライフスタイルが変化したのに、古い仏壇のままでは何かしっくりこない気がしました。
そこで家族みんなで相談し、現代風の仏壇を購入する事になりました。
現代仏壇は、一見すると仏壇には見えない程外観デザインに凝っていて、和・洋・モダンがあり、現代のリビング等のインテリア空間にとてもマッチします。我が家でもそうですが、日本人は元々仏教が入ってくるずっと前から先祖供養をしてきたわけで、仏壇への祈りも、仏教に対する信仰というよりは、単に祖先へ手を合わせているのだと思います。
したがって、何も本尊を置かなくとも、位牌や御先祖様の写真だけでも充分なわけです。
大事な事は愛する御先祖様とのつながりを身近に感じ、いつも感謝の思いを持ち続ける事です。
そこで古い仏壇は思い切って処分する事にしました。
仏壇の性質上、どなたかに譲ったり、簡単に廃棄処分したりできるものではないので、専門の業者さんに頼んで、お焚き上げの供養をし、引取ってもらいました。仏壇の葬式ですね。
やはり長年の皆の思いがこもっているので、心残りだったのですが、位牌を大切にし、供養をして魂を抜けば、仏壇自体はただの入れ物なので問題ないという事でした。
新しくお迎えした仏壇は、ステンレスと本革でできた、大変スタイリッシュモダンな仏壇で、場所も取らないのでリビングに設置する事が出来ました。

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